ストローボビン・コイル
JR3KQF


2010、4、3記事作成

2010年7月17日(土)〜18日(日)に、大阪府池田市の池田市民文化会館、豊島野公園、池田市立カルチャープラザで開催される
「第15回 関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM 2010)」
 
今回の関ハムのテーマは「ものづくりのおもろさ再発見」。
私のイメージでは駄菓子屋に売っている
簡単キットが欲しいと思いました。

駄菓子屋は、お菓子が安く買えます
そんな駄菓子屋キットってどんなものなのか?

まずは、押しピンとストローで
50MHzのコイルが出来ないか?
ちょっと実験を始めて見ました。

先ずはストローボビンの台作り
足ピンのピンをハンダゴテで温めてラジペンで抜く。



ハサミでストロー20mm切断
ストローは直径6mm


インダクタンスを測っては巻きなおしを繰り返し
巻き数とインダクタンスのデータを取った。
ハンダゴテでストローがボロボロ。



2010.6.26 作成





2010.4.4


取り合えず発振回路を組んで見ました、

直径6mm
一次側 12回巻き 1.05μH
センタータップ付
二次側 4回巻き 0.2μH



参考データ
一次側 6回巻き 0.35μH
センタータップ付
二次側 2回巻き
0.04μH



水晶 50.600MHzで
トリマーで合わせます。
この時のトリマーとコンデンサーの合成容量は、約20PFでした。
手計算では10PFだったんですが・・・。

2次側にQRP電力計を付けて5mWでした。
※直結では15mW位です。



トランス式変調で配置を考えて見ました、
押しピンは、19本必要です。






100円ショップで押しピンを買ってきました、
プライヤーで針の先端をカットするのですが、
右上の様に4個どうしてもカットできないものが出てきました
これは、針を抜いてIC386の台にするか、ストローの台にします。

裏は、ペーパで擦って平らにします。
付着した削り粉はガムテープで何度も清掃してサンドペーパーは再利用可能です。
100個完了です。



2010.6.15

さて再開です、
押しピンとストローで
50MHzのコイルが出来ないか?






6m AM ROLL CALL TRANSCEIVER
頒布中の水晶は、コイルのL3のコアーを抜いていくと
50mW〜60mW位で50.600MHzにドンピシャ合いますが、



今回のストローボビンコイルでは、
50.600MHzで50mWがキープできない感じですが、
でも、十分実用範囲だと思います。

対策として、
4PFのコンデンサーを水晶と並列繋ぎました、
水晶のケースをアースに落としました。

4PFのコンデンサーは便利で
28HMz帯で1.5KHz周波数UP出来ます。
ソニーのプラスチックケースのボケた水晶に有効です。







最初は、10mWしか出なく
色んな実験をやって最高は60mW位まで出ました。



対策として
2次側のコイルにコンデンサーを取り付けました

局発は、15PF並列です
ファイナル部は、15PF×2個並列です。



2010.6.16



試作の水晶を取り付けてみました、
直列に入れていた4PFを外して周波数と出力はOKです。





自作のアッテネーターとスペアナで測定




周波数はセンター100MHz スパン200MHz




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ストローボビン・コイル